
- 自分に自信がなく新たな一歩が踏み出せない人
- 戦略的思考の具体例を知りたい人
今のキャリアに不満、今の仕事に不満を持ち続けつつ仕事を続けている方いると思います。
一歩踏み出したいなと思っても、何をしてよいのか、どうしたらいいのかわからない人多いです。
今回の記事では、複業の思考法の書評を紹介していきたいと思います。
私は、現在ソフトウェアエンジニアをしておりますが、複業の思考法の著者である酒井さんと同じように
文型からエンジニアになりました。酒井さんと同じように感じた部分、違う部分をお伝えしたいです。
この記事を読むことで、複業の思考法という書籍に興味を持ちいただければよいと思います。
複業の思考法について概要

- 本書の目的
- 酒井さんの紹介
本書の目的
本書は、人生の本質を理解し、戦略的に自分の人生を生きていくための、手段を理解することができる本である。
人生の本質とは何か?
人生において、使える時間は限られている。
使える時間をどこに使うかによって、人生は決まるということ。
つまり、時間をどのように戦略を立てて使っていくかで人生が変わるということ。
戦略とはやらないことを決めて、やると決めたことに対して資源を集中投下することです。
人生の本質は誰も教えてくれません。本書は人生の本質を理解した酒井さんがどのように時間を投資していったかわかる本です
酒井さんの紹介
著者の酒井さんは、サッカー選手から理系の大学院大学に進学し、その後エンジニアになったという経歴の持ち主です。
サッカー選手を辞めた理由は怪我です。それまで人生の時間のほとんどをサッカーに費やした酒井さんがその後どのような考えで
エンジニアを目指したか、そしてどのような経緯でシリコンバレーで働いたかが気持ち、考えがつづられているのが本書である。
酒井さんは、youtubeやUdemyなどで有料教材を出していたり、エンジニアの経験をえつつ複数の仕事を実際にやっている方です。
Udemyでは、pythonなどのプログラミング言語やプログラミングの基礎であるアルゴリズムの説明からファイナンスの授業も担当されています
エンジニア以外のことも収益化につながる教材を発信されている方です。
複数の仕事を同時にやることを体現されている方です

複業の思考法関する要点
- 時間を使うときは徹底的にやる
- 仕事や環境をうまく使い必要なスキルを身につけろ
本書で重要な点は2つあります。
まず第1に時間を使うときは徹底的に使うことです。
書籍の例では酒井さんは最初大手のIT企業に入るが実際にコードを書くような仕事は与えられなかった。
だけど実際に作る仕事をやりスキルを磨いたからこそその後シリコンバレーで働くことができたのだと書かれています。
大手のメーカなどで働いたことがないとわからないかもしれないので補足します。
ソフトウェアエンジニアとして採用されたとしても、プログラミングばかりできるとは限りません。お客様の要求から機能を考え仕様をまとめていき、その過程にプログラミングがあるため、プログラミングばかりできない場合が多いです。
大きい企業ほど要求から機能まで落とし込む人が足りていないし、派遣、委託が実際には手を動かす仕事をやる場合が多いです。
社員自ら作るって本当にないんです。
第2に大事なことは、環境をうまく利用することです。
書籍にも書かれていますが、海外で働くためにどんな手段が楽だと思いますか?
これは国内の企業から海外の支社に出向するという手段が日本から海外に出るうえでリスクが低いです。
私自身も海外とつながりがある会社にいますが、数年に数名のソフトエンジニアが海外出向しています。
海外で働き経験を得るためなら、そのようなチャンスが多い職場を選ぶことが良いです
複業の思考法を読んで変化したこと
- 与えられた仕事で必要な知識+αを得ること
- 海外で働くことを見据えて、海外と関係のある部門に異動すること
私自身エンジニアをやっているので、今回2つことを得ました。
まず1つが与えられた仕事をきっかけに周辺となる知識も得るために必死になって勉強もすることです。
業務をやりながら新しい知識を入れることは大変ですが、これまでにないアイデアややり方を試すことにもつながるので
良い変化ととらえています。
例えば、C言語を学びなおすためにポインタを理解する。C言語で得た知識を別の言語だとどう実装されているのか調べるといった
行動を心がけることで、言語間の差分や意図を知ることで1段階抽象的な視点で物事を理解することができました。
2つ目は
今後のキャリアを見据えて、環境を変えたことです。
私自身エンジニアとして働こうと思っていますし、それは70歳、80歳になってもやっていけるような環境にしたいと考えています。
そうした場合に日本ではなく、専門職として認められている国で、その国の人と働くことで常識のアップデートをしたいと思い
出向可能な組織へ異動しました。まだ海外で働くことはかなっていないですが、
少なくとも候補の1人にはなっているので、出張などのチャンスは時期にやってくると思います。
まとめ
- 複業の思考法について概要
- 複業の思考法についての要点
- 複業の思考法を読んで変化したこと
今回複業の思考法を紹介しました
今後キャリアを1つの会社で終えるという人は減ってくると思いますし、日本人の平均年収は落ち続けているので、
キャリアを考え、会社を変えていくような働き方は今後増えていくと思います。
今から準備をし、複線化しておくことでいきなり仕事がなくなったという危機的状況を避けるためにも
本書を読んでいおくと考え方が学べるため良いです